お金の仕組み

物価の動き

経済全体の物価の動きをどう調べるか 特定のモノの値段の場合なら、その動きを調べる作業はなんとなく想像がつきます。最も素朴な方法としては、定期的にいくつかの店を見て回り、そのモノの値段を調べて平均的な値を求め、過去の時点からどれだけ変化したかを計算するという方法が考えられます。

例えば、2000年において50円だった鉛筆一本の平均価格が2005年に五十五円になっていれば、この五年間に鉛筆は10%値上がりしたことになります。しかし、特定のモノではなく、経済全体におけるモノの値段の動きを調べるにはどうすればよいのでしょうか。

特定の時点におけるそれらへの支出ウエートに基づいて、経済全体の価格の動きを指数化するいい、その指数を使えば値段の動きがわかります。

不動産の値動き

将来の値動き予想も価格を左右 しかし、土地や建物の不動産の値段は、そこから上がると期待される収益だけでは決まりません。不動産を安い値段で買って、値上がりしたときに売れば、収益(売却益)をてにすることができます。

例えば、近くに工場が誘致されることがわかっていれば、周辺の土地に対する需要が強まり、地価(土地の価格)の上昇が期待されるので、早めに土地を購入しておこうという土地ブローカーが出てくるでしょう。そうした需要が高まれば、工場が誘致される前でも地価は上昇してしまいます。

実際、日本経済がバブル景気に浮かれていた80年代後半は、土地やマンションの値上がりを期待して、銀行からお金を借りてでも土地を購入しようという動きがありました。そういった金に目のくらんだ人たちの多くは、土地の値下がりとともに、破産へと落ち込んでしまったのです。